TOC理論のプロジェクトマネジメント手法・CCPM-ITU

  • 2011/07/26(火) 00:31:30

プロジェクトの納期は度々遅れる!

   要求仕様の変更が度々起きる!

      予算の超過も多い!

         納期・予算の問題でスコープ変更に至る!

            複数プロジェクトのリソース管理に時間がとられる!
      
このような悩みを解決する「制約条件の理論」、日本へ上陸!



■CCPM-ITUとは


◆TOCの誕生


1970年代後半、イスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士は、生産スケジューリングソフトウェア(OPT)を開発。導入工場にて大幅な生産性の改善効果が得られた。
このソフトウェアのアルゴリズムは明らかにしなかったが、その基になっている考え方を制約条件の理論(Theory Of Constraints)として著書『The Goal』にまとめた。
この本がベストセラーになり、また読者からOPTなしの取り組みで劇的な成功事例が多く出たことにより、生産スケジューリングの考え方が重要と気づく。
制約条件の理論による各種フレームワークの開発と、現在の原価計算手法と異なるスループット会計を開発して、TOC理論の普及に努めたのである。

◆CCPMの概要


TOC理論をベースにプロジェクト型業務に対するマネジメント手法を開発、CCPM(Critical Chain Project Management)として1997年に著書『Critical Chain』にて発表した。
日本の製造レベルが高かったため、長いこと翻訳の権利開放が遅れていたが、バブル崩壊後10年以上たった2003年に翻訳出版された。

CCPMには以下のような、TOCの3つの前提が適用されている。
1.企業には達成すべきゴール(目標)がある。
2.部分最適は全体最適にならない。
3.組織の業績はごく少数の変数により制約される。

今までの前提は、

   部分最適 = 全体最適


との考えのもと、全てのタスクの改善を行い、全体の効率を上げようとしていたが、CCPMでは制約条件であるボトルネックに焦点をあて、制約条件を中心に改善を行う。そのためにはゴール達成を決定づける要素である目標設定が重要になるのだ。

◆CCPM-ITUの開発


CCPMのスケジューリング管理手法を、IT業界のシステム開発管理において有効に活用するために開発されたのが、CCPM-ITU (CCPM - Information Technology Useful)。
このCCPM-ITUは、当該研修機関である株式会社JMCにて商標登録を申請中である。

プロジェクト管理への導入には、CCPMが言わんとしている思想を理解し、思想に添って自社の組織と開発に当てはめた取り組みが重要になる。
そのためプロジェクトの成果を上げるには、IT業界でのプロジェクトマネジメント経験者やSE経験者が、講師やコンサルタントとして積極的に導入推進することが重要となっている。
そのための活動が先のJMCを中心にスタートしている。


次回はプロジェクト管理のジレンマとCCPM-ITUのスケジューリング手法について紹介したい。

講道館長・上村春樹氏の著書「やりきる」を読んで

  • 2011/07/06(水) 21:13:39


だいぶ昔に聞いた話であるが、
アメリカで90歳以上の人にアンケートをとった答えは、考えさせられた。

質問は、
「今までの人生を振り返って後悔していることは何ですか?」

その結果は、90%の人が同じであったという。

それは、

「もっと冒険しておけばよかった」

若い時にやりたいことをやらなかった悔いは大きい。
その時にしか出来ないことに、積極的にチャレンジする。
人生においてその意味は想像以上に大きいのかも知れない。


今回読んだ「やりきる」は、人生に悔いを残さないための
多くのヒントが書かれている。

講道館長、全日本柔道連盟会長の上村春樹氏の著書である。
後悔を残さないためには何事も全力でやりきることだという。

多くの試合から得た言葉は説得力があり、生き方のヒントが
イッパイだ。
発想の閃きを得るプロセスと、共通の部分が多いことも興味深い
内容であった。

「やりきる」
 
 

著者:上村春樹
発行:ユナイテッド・ブックス 


この中の「リーダーの条件7か条」は単純明快といえる。
多くの指導者に目を通して頂きたい内容である。