偶然のヒントをアイデアにする

  • 2009/04/21(火) 20:35:32

アイデアを考え出すのに行き詰まってしまったとき、ふとした「偶然」や「キッカケ」で名案が浮かぶ……なんていう経験はみなさんにもあることだろう。ヒット商品の中でも、開発者が偶然目や耳にしたことがキッカケでヒット商品の開発へとつながった例も多い。

花王の『クイックルワイパー』
は紙おむつに使われていた不織布繊維が髪の毛などを絡み取ることを偶然発見し、商品化された。今では世帯普及率約50%と言われるほどのヒット商品になっている。

カゴメの電子レンジ用食品『カゴメデリ』
も「コンビニの大きな弁当やカップラーメンは、レジに持っていくのが恥ずかしい。」という若い女性の声が開発のキッカケになり、パッケージデザインやメニューのラインナップを女性向けに開発したところ、単価250円〜300円の商品で年間売上30億円以上のヒットとなった。

縦に一週間の曜日、横に朝、昼、夕の表示があり、それぞれの欄にビニールのポケットが取り付けられた『週間投薬カレンダー』も、95歳になる母親が薬を飲み間違えたり、飲み忘れてしまったりしている姿を偶然目にしたのがキッカケで開発され、今では入院患者や病院関係者の間に口コミで伝わり、不況に関係なく大ヒットしている。

世界の大発明やノーベル賞を得た発見も、この偶然の力が作用している。
このような事例をこれからも紹介していきたい。

完全なるメンテナンスフリー

  • 2009/04/01(水) 00:41:38

電波時計もずいぶん身近になった。
時計売り場を訪れると、「電波時計」という表示が目に付く。
電池を入れてスイッチをおすだけで、自動的に日付のデータを受信し時刻をセット。
その後も定期的にデータを受信し、瞬時に時刻を修正してくれる。

置時計では2000円前後、腕時計では5000円前後のものが出ており、ずいぶんと身近な存在となった。カシオ計算機では早い段階で、電波機能をすべての腕時計の基本性能にすべく、ラインナップを拡充させると謳った。

実はこの製品、34年前に実用化されたクオーツ時計と、1995年にサービスが開始された文字多重放送などに使われる技術を応用したにすぎない。

そもそも、文字多重放送技術もその要素技術は、電波の受信、データの解読、データの表示に分けられ、いずれもすでに確立された技術だ。

ヒットのポイントは、これらの技術をデザインに優れた製品に落とし込んだところだ。標準時の放送サービスが本格運用された1996年以降、新しい製品が続々と市場に投入され、いつの間にか消費者の心をつかんでいった。
狂わない時計のほうがいいに決まっている。

いまでは、太陽電池式と組み合わさり、完全なメンテナンスフリーになった。