ターゲットを変えてヒット

  • 2009/03/16(月) 22:51:15

【業務用、医療用から民生用へ】

・・・アノ辛い症状が緩むと評判のヒット商品!

通勤電車の中、花粉対策のマスクがだいぶ目立つようになった。毎年1月ごろから、各メーカーが改良に改良を重ねては花粉用マスクを発売している。その中でもヒットしたのがユニ・チャームから発売された『超立体マスク』だ。

そもそも立体マスクは粉塵対策の業務用マスクとして以前から存在しており、不織布でできた立体マスクは院内感染防止用マスクとして、医療現場では多く使われていた。

ご存知の通り、花粉用マスクは鼻の粘膜に花粉が侵入することを防ぐ。スギ花粉の大きさは約30μm〜50μmで、マスクの隙間から侵入する量が問題であった。
このユニ・チャームの「超立体マスク」は病院向けの商品をベースに鼻・頬・顎の部分の隙間を最小限にした立体構造と、特殊な不織布技術が成すバリア性と通気性が最大の特長だ。

以前から存在はしていたが、限られた現場や、限られた人にしか使われていなかったモノが、細かい点での改良はあったものの、販路やターゲットユーザーを一般消費者に変えただけで、世間に広く知れ渡るほどのヒット商品になったのだ。

この『超立体マスク』はその代表例といえるだろう。


アイデアを具現化する9段階(ブラッシュアップ)

  • 2009/03/02(月) 22:50:06

【9.ブラッシュアップ】

一通り動き出したら、ブラッシュアップである。最適な状態になるように各部の調整をする。長さを変えたり、高さを変えたり、先の例の信号処理では電気回路の定数を色々変えてみるのである。

これらの変化を横軸に、その効果を縦軸にグラフ化すると最適な値が明確になる。実際は最適値を選ぶと相反する問題が現れたりするので、妥協点を探るのも試作検証の大きな部分である。

この妥協を許さず、最適値を得るための新しい方法が見つかると、これも大きな発明になることが多い。粘りが肝心ともいえる。執ような試作がアイデア商品の完成度アップとヒット商品を生むのである。

そして、このブラッシュアップで当初の目標の動作が得られたら、アイデアの具現化の完成といえる。