愛情いっぱいのバリアフリー商品

  • 2008/08/18(月) 00:09:31

【小さな切込みで大きな効果】
バリアフリーというのがある。もともとは建物内の段差といった障壁を取り除くことにより生活空間を快適にすることを意味していた。
今はこの他に高齢者や障害者のために使いやすくした商品を示し、スプーンの握り部を大きくしたものや、吸盤での風呂やトイレの手すりの取り付けなどがある。切込みを入れて挿入方向が目の不自由な人にも直ぐにわかるようにしたテレホンカードも有名だが、バスカードや各種ポイントカードなどでも採用されており見る機会も多いと思う。

【皆に優しい商品を!】

今は障害者も健常者もどちらでも使いやすい、便利な商品設計を考える意識が高まり、ユニバーサルデザインとしての取り組みが進んでいる。例えばシャンプーとリンスの容器のシャンプー側にギザギザを設けることにより、視覚障害者も健常者も使い安い商品が提供されている。



この分野には愛情に溢れた商品がいっぱいだ。周りの人に関心を持ち、困っている人がいたら声をかけてあげる習慣が広がれば良いと思う。それによりアイデアのヒントは自然に与えられるのではないだろうか。

愛情は発明の大きなエネルギー!

  • 2008/08/03(日) 21:32:20

【母の愛情発明】
主婦の発明として有名なものに「地下鉄乗り換えマップ」がある。二児の母親である福井さんの体験から考えられたものだ。

夏の暑い日、彼女は子供をベビーカーに乗せてショッピングに出かけていたが、乗り換えで地下鉄の中を歩いているうちに、子供がぐったりしてしまったそうだ。このとき主婦やお年寄りが楽に乗り換えできるマップがあればとの思いが浮かんだ。

東京の地下鉄の階段やエスカレーターをすべて自力で調べ上げ、車両のどの辺に乗れば、乗り換えが楽に出来るかがわかるマップを作ったのである。自分だけでなく周りの人も楽に乗換えができるようにとの思いからである。

【妊婦への愛情が生んだ偉大な発明】

ブルドーザーなど工事車両の車輪に使われるキャタピラーは、キャタピラー社(キャタピラーの発明時はホルト社という名称であった)の登録商標であり、通常はクローラまたは無限軌道といわれる。

米国と同じころ日本人も発明している。数人の名前があがっているが、どうも高松梅治氏の発明の可能性が高い。高松氏の実験を見たイギリスの駐在員が本国に急報して戦車に採用されたようだ。日本の軍や政府には無視されたとの話しがある。

この発明のきっかけは悲しい感じだ。当時は妊娠中の妻を大八車に乗せて病院へ連れて行くことが多かった。しかし道路事情は悪く凸凹で大八車が激しく揺れ、お腹の子どもを流産させてしまう悲報が伝えられていた。
このような悲しい話を耳にした高松氏は、凸凹道でも揺れないで移動できる方法を考えたのである。

そして、前後輪間を針金でつなぐ無限軌道を試作する。改良を加え1911年に特許出願をして、試作車の公開実験と実用化を積極的に進めている。同じような悲劇を繰り返してはならないとの思いから発明されたのが、この無限軌道といえる。

このように見てくると、家族や周りの人の苦労や悲劇を繰り返さないようにとの切なる思いは、アイデアを生み出す大きな力になるということだ。