偶然が大発明を生む!

  • 2008/05/20(火) 22:15:11

【偶然から生まれたアイデア】
偶然から生まれたアイデアについて紹介したい。偶然のアイデアなどについて知ったところで、意味がないと思われるかも知れないが、偶然のアイデアを得るためには準備段階がいるのである。これは幸運を呼び込むことと通じるところがありそうだ。

【エサキダイオードの発明】

時としてこの偶然が大発明を生むことがある。ノーベル賞を得るほどの発明もこの偶然から出ている。例えば江崎玲於奈博士はエサキダイオード(トンネルダイオード)の発明でノーベル物理学賞を受賞している。
これはソニーの研究員時代での偶然の発見によるものであった。トランジスタの量産体制における歩留まりの悪さを解決する為に、半導体結晶の不純物濃度の限界を調べる任務を与えられた時のことである。

【測定助手の報告からの閃き】

測定助手として女性従業員と東京理科大からの実習生の2名が手伝った。不純物濃度を色々変えて測定を続けていると、通常ありえない特性が現れた。
実習生に報告を受けた江崎氏は最初は間違いかと思ったが、何度でも再現できることを確認して、順方向にもトンネル効果があるのではとの考えに至った。量子力学からは逆方向にのみトンネル効果が現れるのが定説であった時代である。この偶然の出来事から素晴らしい発見をすることは能力であり、「セレンディピティ」と名付けられている。
そしてこの効果を積極的に利用したダイオードを開発した。この成果を多くの物理学会に発表し、後のノーベル賞に輝くのである。

この偶然をアイデアに結び付けるには、目の前の事象に対する素直な心が必要なのかも知れない。常識というベールで覆ってしまわない素直な心が。なぜそのような現象になるのかといった研究者、技術者の素直な探究心が、偶然のヒントをアイデアレベルに具現化してくれるようだ。

※ダイオードについて

順方向では与える電圧を上げていくと電流が増加し、逆方向では殆ど電流は流れない。しかしトンネル効果では、与える電圧を上げていくとあるところで電流が減る現象がある。この現象は早い速度で得られる為、コンピューターの演算速度を上げるのに効果を発揮した。

気づいたらすぐメモに残こそう!

  • 2008/05/12(月) 01:18:21

【メモにはスピード感が重要】
前回、観察して気づいたことを意識の中にしっかりとらえることが、アイデアの種を得る方法として重要との話であったが、今回はこの気づきのメモのとり方である。
就寝前には1日の色々なことが整理され、課題やアイデアが良くでるので、枕元にはメモが必要になる。電子手帳は便利であるが、ここで使うメモはやはり紙と鉛筆に限る。メモ入力に気を使っていてはアイデアが出にくくなる感があるのだ。またアイデアが出てくるときには次々に涌き出るといった状態があり、この時はメモのスピード感が重要になってくる。

【メモは何時でも何処でも】

不便、不満といった問題点と、その解決アイデアを整理していくには大学ノートが便利だ。
しかし通常のメモには、いつでも体に身につけていられるように、ワイシャツの胸ポケットに入るもので、ミニ鉛筆がついたものが便利である。女性はハンドバックがあるので、システム手帳も便利といえる。

【潜在意識レベルでの観察】

これらの不便、不満は多くの人が同じように感じているが、顕在意識レベルまで出てこないことが多い。この不満、不便を解決したアイデア商品が出たときに初めて、「これは便利だ、このような商品が欲しかった。」といった潜在意識からの欲求が顕在化するのである。

つまりこの潜在意識レベルの欲求を如何に鋭く、人より早く感じ取るかがヒット商品を生む種になる。そして感じた不便や気づきは、すぐにメモに残すクセをつけることだ。日常的に行うことにより観察力がつき、普通なら見過ごしてしまうような日常の不便・不満を、アイデアの種として敏感に捉えることが出来るようになる。メモを取る習慣付けが重要ということだ。早速今日から始めてみよう。

このほかにもアイデアの種は、高次元の欲求から生まれるもの、実験中の偶然から生まれるもの、新素材の積極的活用から生まれるものなどがある。

アイデアの種を見つけるには?

  • 2008/05/02(金) 01:43:53

【アイデアの種のパターン】
ヒット商品のアイデアが生まれたきっかけを見るといくつかのパターンがある。まず第1は日常の不便、不満に目を向けたものである。主婦の代表的発明である「洗濯糸くず取り具」や「地下鉄乗り換えマップ」などがこの部類に入る。
通常人間は不便、不満といったものに対して柔軟に対応できてしまう。道具なども使い方をうまく工夫して器用に使っている。しかしこの点を見逃さないで、何か良い方法はないかと考えることが必要だ。常に不便、不満に対して感度を高く持ち、解決しようと意識しているとアイデアの種が見つかる。

【感度アップの訓練法】

これは感じたことを顕在意識レベルで記憶する訓練をつけることである。観察したモノに、「なぜこの形なのだろう?」とか、「どうしてここにあるのだろう?」いった疑問を投げかけて見ることは有効だ。そしていつもメモを持ち歩き、感じたことを忘れないうちに書きとめることである。出来る出来ないといった判断は不要だ。ただ素直に書き出せばよい。
この時、簡単なアイデアも同時に出ることも多いので直ぐに書きとめる。出来るだけ図を用いて、後で見なおした時に問題点や解決方向がイメージしやすくする。

そしてこのメモの方法は?